大連理工大学(中国)卒業、2023年入社
技術・製造本部 第2技術部 エンジニアリング3課
設計会社である前職でおよそ20年間水門などに関する製作図を作成していました。その経験を生かして、工場で自分で書いた図面に基づいて製品につくりたいという夢を叶えたいと思っています。この思いをきっかけとして、水門の製造工場である大原にたどり着きました。ホームページを調べて創立110年以上長い歴史が誇る会社と知り、転職の決意が固まりました。
入社前にインターネットを通じてリモート面接を行って企業説明と業務内容等を紹介していただきました。その後の引っ越しと賃貸マンション探しなどもサポートしていただきました。長岡に到着した最初の日に駅まで迎えに来ていただいたこともとてもありがたく感じています。
会社製品分野の中で、水門機器に関する機械設備の設計に携わっております。具体的な項目は下記の通りです。
・水門(ローラゲート、スライドゲート、二段扉体等)
・ネット式除塵機(レーキ型によりスクリーンの最小有効目幅20mmと比べて、より細かい幅10mmほどのゴミを排除できるのが最大の特徴です。)
・ディスクバルブ(高位置である貯水池、ダム等から高水頭を持つ水流を下流に農業灌漑等に利用する低圧水流に変換する自動減圧装置)
主な仕事内容:部品図、組立図、計算書、数量表作成
入社してまだ一年ばかりですが、即戦力として期待されている会社の要望に負けないように、ローラゲート、ネット式除塵機、ディスクバルブ等いくつかの実績に携わっております。ようやく昔の夢を叶えることができたと考えています。まだ多少ミスするときもありますが先輩たちに励ましてもらってスムーズに働けていると思います。
新潟県に流れる日本最長の信濃川に100年前に通水した大河津分水路と偉大な治水工事あります。大河津分水路に恵まれて大きな水害が免れる一方で、地球温暖化の影響が益々増えて令和5年大原地元の新潟米が猛暑による雨が減少する要因で一等米比率が低下になり新潟県内農家の減収は135億円を試算されるニュースがありそうです。先人の偉業を維持するために様々な工事と温暖化対策における水門等治水設備の工事増加が期待されます。
入社して半年がたった頃、研修で県外の出張に連れて行っていただきました。大原で43年前に製造したディスクバルブを更新するための現場調査です。事前に先輩の指導より調査に必要な製品を整理して図面を書きます。この時は部分更新でしたので新たに製造された製品を旧製品に合わなければありません。入念に現場での測定に取り組み、無事に工事が完了させることができました。何十年も前に大原の先輩たちによって製造された製品をしっかりと再生させて、また50年後の大原の社員に見せていきたいと思います。
また、先輩とお客様との打合せの雰囲気にも呑まれて勉強になります。帰途に就く際に先輩から助かりますと言われて嬉しく感じます。
入社後、会社の規則や業務などの研修を受けた上で、労働安全衛生法に基づく低圧電気取扱業務とフルハーネス型安全帯使用作業の特別教育と酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習という雇入れ教育も修了します。
出社初日に配ってもらった会社用スマートフォンにインストールされる勤怠管理のジョブカンアプリを使用して毎日の打刻と仕事内容を記録します。
最初は大原は製造工場だと思っていましたが現在は製造業から建設業へシフトしているところです。そのため、水門分野における部品の製造は大原の工場で行わず、協力会社に頼んで外注しています。
また、現在事務所と工場の大規模な修繕と改修工事を実施しています。
新潟県長岡市の冬は寒いなと思う方が多いかもしれませんが、実は冬は雪が降っても路面がほとんど凍りません。気温が零度前後なのでとても寒いというほどでもないと思います。大原がJRの北長岡駅近所なので電車での通勤も便利です。
大原は単一製品を作る会社ではなく、日本初の雪上車はもちろん、バイオガス発電設備、ゴミ処理のリサイクル機器など現在世界で注目されている環境分野にも事業展開しています。大原社員としては自己開発の選択・チャンスが多くあります。