大原鉄工所は国内唯一の雪上車メーカーとして南極地域観測隊が使用する内陸トラバース用の大型雪上車SM100Sや昭和基地周辺で使用する小型の雪上車を製造してきました。またそれらの雪上車を南極で運用するために定期的に社員を越冬隊に派遣しています。
【 2021年度グッドデザイン金賞およびグッドデザイン・ベスト100を受賞しました 】
OHARA-LAVは、アイコニックな外観と南極には存在しない緑色を機体色とした、極寒の環境にも負けない「自走観測基地」です。南極大陸での継続的な観測活動を支援するために安全で快適な空間をつくりだします。
今回は「S級冒険者」である古見直人さんに南極地域観測隊についてインタビューしてきました!
※「S級冒険者」とは
当社が設定する手当・称号の一つで南極地域観測隊に赴いた回数等によって設定されています。
中でもS級は3回以上かつ社内で最も多く参加した人のみに与えられる特別な称号になっています!
【南極大陸について】
日本の昭和基地は南極大陸から約4,000メートル離れた島にあり、周りは海で囲まれています。
内陸調査が行われるドームふじ基地は昭和基地から約1,000km離れており、標高3,810mと富士山より高い場所にあります。
ドームふじ基地調査用途として開発された内陸専用車です。極寒の中でも隊員の生活を保障する言わばキャンピングカーです。
ブリザード後の車両や橇の周辺除雪作業や南極大陸上の航空機滑走路の整雪用途として使用されています。
ドームふじ基地観測用の切削用途として開発されました。そりへの荷降ろしなど他目的な用途で使用されています。
昭和基地や大陸沿岸域の調査で一番多く使用します。乗車できる人数も多く荷物もたくさん積載できます。
昭和基地や大陸沿岸域で使用します。海氷を行動する場合に、もしも、氷が溶けていて水没しそうになっても浮上するので人員の脱出が可能です。
観測船しらせが到着すると越冬用の荷物が運搬されます。その時にしらせと昭和基地の氷上の間を大きなコンテナを運ぶ目的で開発されました。冬期間には大陸入り口への物資輸送にも使用されます。